「ミシガンという選択」



井伊 宏光

ミシガン/ロスMBA2007の井伊と申します。卒業が3年前、渡米はもう5年も前になるのか・・・と驚きながらこの文章を書いています。私の場合は、当時独身での留学で、ミシガンでの2年間はただただ楽しく、そして青春というにはあまりに憚られる歳ではありますが・・・やはりそのような形として思い出されます。 ネットワーキング、ソーシャラズスキルの育成という大義名分のもと、毎週なんらかのパーティーが開かれ、こぢんまりとしたバーや友人宅にいい大人が所狭しと集まってくる(良くも悪くも田舎の学園都市なので・・・)。国籍、職歴などバックグランドの違う、優秀で、マチュリティの高い人々。それだけでも楽しい。そして昼間はそんなメンバーと喧々諤々ディスカッション。言葉の問題はもちろんのこと、文化の違い、職歴の違い、そして結局最後は性格の不一致で苦労し、そしてそれもまた楽しいっと根っからの議論好きの私は、思わず幸せな思い出に浸ってしまいそうになります。

私は、現在の勤務先でもある戦略コンサルティング会社から社費留学の機会を頂きました。ミシガンを選択した理由は、1.ゼネラルマネジメント志向で分野に偏り無く学べること、2.自然豊かな環境の中にしっかりとしたキャンパスがあること、3.競争では無くチームワーク重視という点も惹かれました。今、MBA時代を振り返り、まさにこれらの点においてミシガンは抜きん出ているのではと感じています。

特に1のMBAでの勉強という点に関しては、「戦略コンサルティングであればMBAで新しく学ぶことは無いのでは?」という質問を受けることがあります。私個人としては、大いに役立つと思っています。コンサルティングは情報を徹底的に整理・構造化し、意味合いを抽出することで経営判断をサポートする活動ですが、そのよりどころとなる判断基準は「常識的に行う」ことが殆どだと考えています。MBAで学ぶ、経済学、ファイナンス、戦略論、組織論などの原理原則の判断基準はその「常識的な」をより精緻にしますし、教科書的アプローチの奥行きを理解した上で、現実的なアプローチをとる安心感は大きなものだと感じています。MBAの良さは、深めようと思えば際限の無い学問の世界を、程良い程度にとどめつつ、短期間で網羅的に要点を提供してくれる点にあると考えています。また、過去の仕事でどうも納得がいかなかったものなど、一旦立ち止まり、新たに手にいれた視座から深く考えるなど、この機会にしか出来ないことです。

生活環境というのも2年間住むことを考えればとても重要で、ミシガンは初夏であればそこら中に蛍が舞い、あまりの惜しげの無さに蚊と見間違う程、自然環境に恵まれています。また雪に覆われる冬も、生活に変化を与え、とても素敵なものです。そんな自然豊かな中で築かれる友人関係もどこか素朴で、とても信頼のおけるものです。卒業後は、世界中にちりぢりとなってしまいますが、それでもどこか深い繋がりを感じ、グローバルに広がる生涯の友人が出来たことをうれしく思っています。

これからMBA、特にミシガン大学を目指される方に少しでも参考になればと思い、簡単ではありますが私の経験を紹介させて頂きました。MBAへの準備活動は大変なものだと思いますが、是非がんばって頂きたいと思います。

 

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