「ミシガン大学ビジネス・スクールにご興味のある方へ」



横岡 朋英

Class of 2003
の横岡と申します。ミシガン大学ビジネス・スクールにご関心を示して頂き、誠にありがとうございます。留学をお考えの皆様に少しでも参考になればと思い、私の経験について簡単に述べさせて頂きます。 まず私の略歴ですが、大学卒業後、監査法人で公認会計士として日本企業の会計監査に7年間程従事した後、ミシガン大学ビジネス・スクールに私費で留学しました。卒業後は、米系投資銀行に就職し、現在も東京オフィスで、主に日本のお客様に対してM&Aや資金調達等に関するサポートをさせて頂いております。

何故、ビジネス・スクールに留学したのかといえば、私の場合、非常にシンプルで、純粋に海外に行きたかったからです。前職では、グローバルな大企業でなく、国内を中心に展開するクライアントを主に監査していましたので、海外や英語とは、ほぼ無縁の仕事でした。たまに海外にメールを書くとなると、非常に長い時間をかけて作文していたくらいです。働きはじめて数年くらいたつと国内だけで仕事をしている自分に漠然とした疑問と不安を抱くようになり、海外への想いを募らせていきました。監査法人で働いていた時期はちょうど日本の会計制度が大きく変わる時期でしたので、仕事は面白くやりがいもあったのですが、悩んだ末に、海外に行くことにしました。監査法人の中にも、数年間の海外駐在プログラムもあったのですが、将来の選択肢が広がる方がいいかなと思い、ビジネス・スクールへの留学を選びました。ミシガンを選択した理由は、コーポレート・ストラテジーに関心があったので、その分野に強いビジネス・スクールをランキングの高い順番に受けて、ミシガンに決まったという感じです(あまり大きな声で言えませんが)

ミシガンの良い所を挙げるとすれば、厳しい教授陣と充実したカリキュラム、チームワーク重視の校風、ストレスのない生活環境だと思います。

については、全体的に良い意味で生徒に厳しく、学生に知的なチャレンジをさせる教授が多かったと感じています。一方で、例えば課題を仕上げる途中で行き詰まり、恐る恐るアドバイスを求めに行くと、非常に親身になって相談にのってくれたり、自分の家に食事を招待してくれたりする方もいて、人間的にも尊敬できる教授が多かったです。授業については、教科に応じてレクチャーとケーススタディをバランス良く取り入れているのがミシガンの特徴です。2年生になるとユニークな授業も多く、いづれも実際のビジネスの現場で役に立つように相当工夫されていました。印象に残った授業をあげればきりがないですが、一つ紹介しますと、危機管理に関する授業が非常に印象に残っています。これは、実際の経営危機(例えば、ブリジストン・ファイヤストン/フォードのタイヤリコール等)を毎回題材にあげ、チームごとに当事者(問題を起こした会社の経営陣、被害を受けた消費者、行政担当者、マスコミ等)に分けてロールプレイをし、危機に直面した際どういう対応・説明をすべきかをディスカッションする授業です。また、講義の過程では、実際にケースで取り上げた会社のCEOを招いてディスカッションをするセッションもありました。ネイティブでない私にとってロールプレイのための準備は非常に大変でしたが、今改めて思うと非常に高度な授業だったなと思います。MAPもそうですが、こういったユニークな授業が多いこともミシガンの特徴ではないかと思います。

チームワーク、強調性を重んじ、多様性を受入れる校風もミシガンの強みだと思います。長期の海外生活が初めてであり、かつ日本人も少なかったので、非常にサポーティブなクラスメートの存在は、精神的な支えでしたし、そういうクラスメートがいてくれたことで自分の良さや強みを素直に発揮しやすかったと思っています。また、いつも違うメンバーでチームを組んで課題をこなしていくことは、多少大げさな言い方かもしれませんが、チームワーク、リーダーシップ、ダイバーシティを自然と考えるきっかけにもなりました。卒業して7年もたつとクラスメートとも疎遠になりつつありますが、忘れた頃に急に日本に行くから会わないかとメール貰ったり、ニューヨークを出張して歩いていたらクラスメートに声をかけられたりと、偶然にも助けられながら、今でも交流が続いています。

の生活環境は、留学前はあまり重視していないポイントでしたが、学業が大変な分ストレスがかからない環境は、重要だと思います。一度アナーバーを訪れて頂ければすぐ分かると思いますが、自然に囲まれて非常に美しく、また、安全な街です。将来退職したらあの様な自然が多い街に住みたいなと今でも思っています。

ミシガン大学ビジネス・スクールがキャリア形成にどのように役に立ったのかという点は、人によって千差万別だと思います。私の場合には、前職が非常に国内色また専門色が強かったということもありますが、卒業した時に、日本だけでなく、グローバルでも何とかやっていけるという自信と、全く畑違いの仕事をお願いされても何とかなるかなという二つの自信を持てたことだと思います。例えば、一人で海外に放り出されて全く新しい仕事をしなければならない状況におかれたとして、満点は取れなくても、及第点は何とか取って帰れるだろうという感覚とでもいいましょうか?現在、外資系投資銀行で、グローバルにM&A、資金調達案件を手がけられるにようになったのは、前職のドメスティックな自分を思い出すに、やはりミシガンでの経験は非常に役に立ったと思いますし、サポートして頂いた教授、クラスメートには心から感謝しています。

最後になりますが、ビジネス・スクールへ関心をお持ちの皆様には、是非とも留学を実現して頂きたいと思います。改めて申し上げるまでもないことですが、少子高齢化等で国内マーケットの縮小が進む中で、多くの日本企業は、海外での本格的な事業展開、真の意味でのグローバル企業への進化といった課題に直面しています。日本経済の発展にとってもグローバルに活躍できる人材は必要不可欠であり、その意味で海外への留学は非常に素晴らしいとことだと思います。もちろん、ビジネス・スクールがグローバルに活躍する上での必要条件ではないですし、スキルを磨く方法というのはいくらでもあります。また、ビジネス・スクールを卒業すれば、即グローバルに活躍できるということでもありません。でもきっと、ミシガン大学ビジネス・スクールを卒業した時には、入学前と違った世界が開けていると思いますし、多くの企業が皆様のような人材を必要としていくのではないかと思います。海外留学は時間、コストがかかることですので、その決断は勇気がいることかもしれませんが、これから留学される皆さんを心から応援したいと思います。末筆ながら少しでも私の経験が参考になって頂ければ幸いです。

 

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