「ミシガンの三つのアドバンテージ」



西村 行功

皆さん、こんにちは。MBA92の西村行功と申します。現在、経営コンサルティング会社の株式会社グリーンフィールドコンサルティングの代表を務めています。独立して今の会社を設立してから16年が経ちました。会社といっても数名の所帯の戦略ブティックですが、経営戦略関連のプロジェクトで日々走り回っています。私が経営コンサルタントへのキャリア・チェンジを果たすことができたのも、ミシガンMBAプログラムのお陰だと思っています。ミシガンの良さについて、私なりにご紹介させていただきます。


留学にあたって

私は私費でミシガンに留学しました。勤務していた電機メーカーには留学制度がなく、それまでの業務で会社全体の戦略策定に関与したこともあり、「経営」について自分なりに極めたいと思ったのが、その理由です。
留学先を選定するにあたって重視したのは、次の三つの点でした。
第一に、ケースと講義のバランスが取れたプログラムであること。第二に、金融などの専門に特化するのではなく、経営について広く学べるプログラムであること。第三に、日本人があまり多くなく、かつ都会の喧騒とは無縁の環境であること。 その視点で選んだのがミシガンですが、振り返ってみると、私の選択は正しかったと自信を持って言えそうです。

ミシガンの他ビジネススクールに対するアドバンテージは、「ピープル」、「プログラム」、エンバイロンメント」の三点に集約できると思っています。


ピープル

ミシガン大学のあるアナーバーは、アメリカの「古き良き中西部」の名残りを感じることができる街です。学生にも比較的、中西部の出身者が多く、東海岸や西海岸で典型的に出会う米国人とは、随分と違った印象を持ちました。チームスピリットを発揮でき、面倒見が良い人たちと言ったら良いでしょうか。また、「地に足が着いた」という表現がありますが、まさにそのような人がたくさんいました。私のアナーバー時代は、「比較的真面目で人柄がよく、面倒見が良い」多くの友人に支えられた二年間でした。

また、ミシガンはビジネススクールに限らず、ロースクール、メディカルスクールも全米屈指のトップスクールです。更に学部にも多くの優秀な学生が全米から集まってきます。私は今でも仕事でシカゴなどに出張しますが、「U of M」出身だと自己紹介すると、同じ大学の出身者がいたり、他のBig10(インディアナ大学やイリノイ大学)の出身者がいてフットボールの話になったりと、話題に事欠くことはありません。日本人には馴染み薄い「中西部」かもしれませんが、一生付き合える良き人々が周りにたくさんいるというのは、ミシガンの大きなアドバンテージのひとつだと思います。


プログラム

ミシガンのビジネススクールのプログラムは、「ケースと講義」、「経営戦略などのジェネラルマネジメント」、「理論と実学」、「個人ワークとチームワーク」といった、様々な「バランス」が重視された内容になっています。そして、その一つひとつのクオリティが高いのも、ミシガンの特徴です。

私は、先日逝去された「スーパースター」C.K.プラハラド教授の経営戦略の授業を取りましたが、その内容と教え方、彼の思慮深さ、賢さに、衝撃を受けました。人生のなかで出会った人たちのなかで、一番賢いと思った人は誰かと問われれば、私は間違いなくプラハラド教授の名を挙げると思います。また、彼の授業はあまりにも受講希望者が多かったため、抽選で人数が絞られたのですが、それでは学生が可哀想だと思ったのか、通常の授業以外に年に2回ほど大ホールで特別講義が行なわれました。その講義もまた圧巻で、大ホールで立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。定員800名ほどのホールでの立ち見ですから、MBAの二学年の学生のほとんどが、その特別講義に出ていたことになります。 私は、彼の授業を取って以降、本気で経営コンサルタントになることを考え始めました。残念ながら、プラハラド教授はいなくなってしまいましたが、ミシガンには全米屈指の教授陣が揃っています。

また、2年目には、グローバル・リーダーシップ・プログラムというエグゼクティブ・プログラムのフェローも務めることができ、GEでジャック・ウエルチの改革を支えた、ノエル・ティシー教授の下で学ぶこともできました。ティシー教授は、GEのクロトンビル研究所長として、エグゼクティブの教育に携わったリーダーシップ開発のプロ中のプロで、そのような高名な教授とゼミのような少人数のプログラムで学ぶことができたのも、ミシガンの「実学」志向のお陰だと感謝しています。

また、チームワークがアサインされる授業が大変多いのも、ミシガンの特徴のひとつです。メンバーのミーティング日程の調整すら大変で、時に日曜日の夕方7時といったミーティングなどもありましたが、数多くのチームワークのお陰で、その後、海外の人たちと議論することに臆することもなくなりました。


エンバイロンメント

アナーバーは中西部の良さを残しているだけでなく、ボストンやサンフランシスコと同様に、全米でも数少ない「歩き回ることのできる街」です。比較的治安が良いということの現れでしょう。留学中は勉強だけでなく、生活もするわけですから、どこで暮らすかという視点も大切だと思います。その点でも小さなカレッジタウン・アナーバーの魅力は捨てがたいものです。

春の木々の芽吹き、秋の紅葉、そしてそうした自然のなかで暮らす10万人程度の人々。そのほとんどが学生と学校関係者と聞きます。そして、その10万人の街にある、10万人収容のフットボールスタジアム。カレッジ・フットボールのシーズンには、どこからともなく「Go Blue!」のTシャツを着たAlumniが集まり始め、スタジアムが満杯になります。

都会の喧騒から離れ、勉学と異文化の生活に浸りたい。そして将来のキャリアについて考えを廻らせたい-もし、そのようにお考えであれば、ミシガンを選んだことを後々、後悔されることはないと思います。

皆さんといつの日にか、Alumniパーティでお会いできることを楽しみにしています。

Go Blue!

 

NB Fellowship (New!)

Full-time MBAに私費で留学する日本人向けに、当校OBが奨学金制度を設立しました。

 

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