純ドメ日本人のためのTOEFL iBT勉強法 

文責:T.M.

 

TOEFLは、米ETSが主催する、Reading30点)、Listening30点)、Speaking30点)、Writing30点)で構成される120点満点の留学生向け英語テストです(iBTInternet Based Testの略。受験者それぞれのPCへの問題配信・回答送信がネットを介して行われることを指す)。

 

前世代(2006年以前)のCBTComputer Based Test)と比べると、日本人が得意としていた文法セクションがなくなり、その代わりに日本人が不得意なSpeakingセクションが新設され、Writingセクションも「パッセージを読んで、教授のレクチャーを聴いてまとめる」Integrated問題が加わったため、日本人にとっては難化したと言われています。

 

全部で約4時間のテストで、受験料は約2万円。月に24回程度、土日に各地の会場で開催されています。会場では一人1PCが用意され、Speakingはマイクで吹き込み、Writingはキーボードで打ち込みます。替え玉防止のため、パスポートが必須です。結果は10日程度でサイトのMy Accountで見ることができます。問題及び自分の回答はテスト後確認することはできません。

 

MBA受験には最低100点、トップスクール合格には105点が必要とされています。受験回数は人によりますが純ドメ日本人は大体3回~50回(!!)くらいのレンジにあるようです。個人的には、ちゃんとやればTOEIC100倍実践に役立つ英語が身につきます。

 

0、申し込み

ここのサイトから申し込み/スコア確認/最終的な各学校へのレポート送付を行うので、まずは登録しましょう。そして、試験日が近くなると会場が埋まってしまうことがよくあるので、「えいやっ」と最初の試験を申し込んでしまいましょう(12ヶ月先くらいが適当か)。

 

なお、普通のテストと違って、会場選びは集中力に多大な影響を及ぼします(このテストでは、他人がSpeakingで話し始めるのが聞こえるので)。はじめの頃はどこでもいいのですが、最終的には各開催日程に1020用意される会場の中から茅場町や横浜のテストセンター(あとはテンプル大学もいいらしい)と呼ばれる会場を選ぶオススメです。とはいえ申し込みが始まって数時間程度で埋まってしまうので、余裕があれば数ヶ月先のテストセンターを予約しておくのがよいです。このサイトで会場速報をやっています。その他の情報も役に立ちます。

 

1、Reading, Listening

Reading3パッセージを60分、あるいは4パッセージを80分で解きます。それぞれのパッセージに約14問の問題があります。3パッセージと4パッセージの違いは後述。

 

Reading4パッセージだった場合Listening3パッセージ×2セットを60分、Reading3パッセージだった場合Listening3パッセージ×3セットを90分で解きます。

 

さて、まずはOfficial Guide(必須!)を買いましょう。Reading, Listeningに関してはこの本の問題が一番参考になります。パッセージを覚えるくらいやり直す価値があります。

 

Readingは、ある程度英語学習の素地がある人は単語を覚えてOfficial Guideをやれば25点くらいは自習でも行くと思います。最終的には単語を覚え、ミスをなくし、満点を目指しましょう。(そのくらいできないとGMATVerbalで歯が立ちません)Readingは、私はメモを取っています。なぜなら、絶対に各パッセージの最終問題(14問目)にたどりつくまで内容を覚えてないから。

1段落目の1つ目の文と、2つ目の文と、最後の文章を読んで、内容を簡単にメモする。

2段落以降の最初の文を読んで、内容を段落別に簡単にメモする。

14問目まで飛んで、まとめ問題を解いてみる。(大体でOK

14問目に行くまでもしくは1問目に戻るまでの間に、単語問題を終える。

1問目から順番に解く。1つの段落に2つ、3つと問題がぶら下がっている場合は特に念入りに読む。途中、単語問題は必要に応じて直す。

⑥まとめ問題を解くために必要だと思われる内容を、①②に追加でメモしていく。

⑦最後1分半~2分でまとめ問題を解き直す。大体、自分がBOXから外していたものが「本当に外してよかったのか」を検証する。

⑧時間が余れば見直し。

 

ListeningTOEICよりもパッセージが長く難しいので25点超えは努力が必要です。オススメとしては、

■通勤時間に英語ニュースを聴く(映像つきのほうがいいかも。私はFOX Newsを見ていました)

■下記のような市販の参考書を勉強して量をこなす

http://www.amazon.co.jp/%E5%8F%97%E9%A8%93%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AETOEFL-Test-iBT%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0-Z%E4%BC%9A%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4862900178

 

http://toefl.obunsha.co.jp/obunsha_books/daisenryaku_listening.html

 

解き方ですが、私はひたすら聞こえたことをメモしていましたが、シャドーイングする人もいれば要点のみメモを取る人もいて人それぞれです。私の点数が上下していたため、絶対の正解はありません。ただし、シャドーイングは学習序盤では英語の理解&Speakingのメリハリ・アクセント改善に役立つかも知れません。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%89%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E5%AE%AE%E9%87%8E%E6%99%BA%E9%9D%96/dp/4901429639/ref=pd_sim_b_2

 

   なお、Reading3パッセージを60分で解くか、4パッセージを80分で解くか、人によって配信される問題が異なります。3パッセージの場合、すべての回答が採点されますが、4パッセージの場合、1パッセージは「ダミー問題」と呼ばれる「採点されるかされないか分からない問題」となります(ETSは、将来導入する問題を検討するための統計を取る実験と言っています)。

   逆に、Reading3パッセージだった人は、Listening3パッセージ×3セットとなり、そのうち1セットが「ダミー問題」となります。同様に、Reading4パッセージだった人は、Listening3パッセージ×2セットとなり、すべての回答が採点されます。

   基本的にはすべての問題を全力で解くのがいいと思いますが、何回か受けて「この前もあったな」という問題はダミー問題であることが多いようです。

 

2、単語帳

1、と並行して単語集を買って覚えましょう(必須)。90%以上の人はこの「3800」をやっています(目測値)。内容がアカデミックに偏っているので、単語は覚えないといけません(とはいえ、日常生活やビジネスで使えるものもたくさんあります)。なお、Part14&別冊まであり、Part3とか4とかは難しいので、Part1および2を一通り覚えたら、あとはテストを受けてテスト形式に慣れながら覚えていくといいと思います。(GMAT受験時にはPart4&別冊まで覚えられるといいです)

 

3、Speaking

純ドメ日本人にとっての最難関。日本人の平均点は30点満点で15点。これは世界最低点と言われています。

 

全部で6問あり、それぞれが4点満点で採点される(1点刻み。4点満点×6問=24点満点が30点スケールに換算される)。純ドメ日本人の最高点は各問題で3点ずつを取って30点スケールで23点と言われています(私も、23点までしか取ったことがありません)。

 

Question 1:「あなたの好きな音楽ジャンルは?」といった好みを聞く問題を聞いて、15秒考えて45秒答えとその理由を吹き込む。

Question 2:「Aがいいと思いますか?Bがいいと思いますか?」といったどちらかのポジションを選択させる問題を聞いて、15秒考えて45秒答えとその理由を吹き込む。

Question 3:大学の掲示板や新聞に書かれた内容を想定したReadingを読んで、これに対する男女の生徒の意見を聞いて、30秒考えて60秒そのまとめを吹き込む。

Question 4:大学のテキストを想定したReadingを読んで、これについての教授の講義を聴いて、30秒考えて60秒そのまとめを吹き込む。

Question 5:男女の学生の会話(どちらかが困っていて、どちらかが解決法を複数提示する)を聴いて、20秒考えて60秒その会話のまとめとおすすめの解決法とその理由を吹き込む。

Question 6:教授の講義を聴いて、20秒考えて60秒そのまとめを吹き込む。

 

と書いているだけで気持ち悪くなってきました。うえっ。

 

スピーキングは、この本をやって形式とある程度のテンプレートを知ったら後は塾に通うといいと思います。なお、この本の練習時にはレコーダー(5000円~10000円くらい)を買って、時間を測って吹き込んで聴き直すとよいでしょう。

 

このDonald Millerという人の塾(E4TG)が一番評判がいいです。その後の面接にもおおいに役立ったという意見が多いです。

 

Skypeでフィリピン人学生が会話相手をしてくれるレアジョブでは、TOEFLの問題をやってくれる先生が用意されており、格安で上記のQuestion 1Question2についてトレーニングすることができます。

 

4、Writing

WritingIntegratedIndependent2問が出題されます。

Integratedは大学のテキストを想定したReadingを読んで、これに対する教授のレクチャーを聴いてまとめる問題(20分でまとめる)、Independentは「小学生は××を学ぶべきか?」といったステートメントに対して、賛成・反対を選び、自分の経験等に基づきその理由を述べる問題(30分でまとめる)です。

 

ライティングは、このあたりの本で形式を知るのがオススメです。

http://toefl.obunsha.co.jp/obunsha_books/daisenryaku_writing.html

 

http://www.amazon.co.jp/%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%82%8BTOEFL%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E7%B7%A8-%E5%AE%89%E5%AE%85-%E7%94%B1%E7%B4%80/dp/488784087X

 

とはいえ、純ドメ日本人はいきなり書き始めるのが苦手だと思います。そういう意味では、AGOSのライティングのコースにBasicから通うのがいいかも知れません(私はそうしました)。特に、AGOSWriting Integrated2問中1問目。ある文章に対する教授の講義を聴いてまとめる問題)の授業・テンプレートはよいです。

 

Integratedの書き方

Reading3つのポイントに合わせて、ひたすらListeningの内容をメモします。とにかく気合で逃さずメモします。

AGOSの長いほうのフォーマットを一刻も早く、正確に打ち込みます。目標3分半くらい。

Readingのまとめは最低限です。各段落の1文目をパラフレーズして打ち込み、あとはちょいちょい接続詞とかで情報を追加するくらいです。

Listeningのまとめはがっつり書きます。大体、関係代名詞や接続詞を使った長めの文章を、各段落につき2つずつくらい。

⑤全体で350ワード以上を目標に。時間が余れば見直し。

 

Writing Independent2問中2問目。あるお題に対して、賛成・反対をその理由を加えて書く)はJackの添削がオススメです。メールベースで、作文して提出すると24時間以内に添削してくれて、次の問題を送ってきてくれます。大変手厳しい添削ですが、エッセイ執筆及びGMATの作文パートにも必ず役立ちます(月2万円でMax毎日1本提出できます)。

 

Independentの書き方

①賛成・反対どちらかの3つのReasonExampleを、3分くらいで決める。

Introduction3つのReasonConclusionを書く。(ここまでで①と合わせて1012分くらい)それぞれの中で、パラフレーズ(全く同じ文章・言い回しを2回しない)は多少気にする。接続詞の前後を変えるとか、単語を変えるとか、受動態にするとか。

③後は、それぞれのExampleを時間の限り書く。

たぶん、3つ理由を書けば(1つの段落で57文くらい)、500600ワードくらい行くと思います。長い文章のほうがやっぱり点数は出やすいようです。

 

上記をマスターすれば、Writing2730点が狙えるでしょう(私は1度だけ満点を取りました)。

 

5、その他 

GMATSC専門塾として最高の評価を受けているのがこのYESなのですが、ここの文法の授業は超オススメです。私はTOEFL勉強終盤に受けたのですが、はじめにやっておけばTOEFLのスコア(特にReading, Writing)にも役立ったのではないかと思います。

 

■テスト形式及び自分の現在の実力を知るために、早いうちにAGOSの無料模擬試験&説明会に参加するといいと思います。

 

■本試験受験前にはTOEFL Practice Onlineというコンピュータ模試をやるとテスト形式に慣れることができます。マイク付きヘッドフォンが必須。Windowsのみ対応。14000円弱で、コンピュータ判定ですが、ReadingListeningはもちろんのこと、SpeakingWritingもまあまあ精度の高い採点が出ます。(実際に、本試験でも、Writing Integratedは人間とPCが採点して平均を取っています)。特に、ReadingListeningについては本試験と違って問題を見直すことができるので、どこが合っていてどこが間違っていたのかを復習できます。

 

■あとは、このMBA受験体験記サイトを読んでいただくと、受験生たちの苦労がうかがい知れるのではないかと。

http://www.geocities.jp/kousurebaukaru2011_owner/

NB Fellowship (New!)

Full-time MBAに私費で留学する日本人向けに、当校OBが奨学金制度を設立しました。

 

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